2006年9月30日 (土)

猫は悩まない

「猫は悩まない 極楽に生きる処方箋」(板橋興宗著/時鐘舎)を読んだ。

猫は悩まない―極楽に生きる処方箋 Book 猫は悩まない―極楽に生きる処方箋

著者:板橋 興宗
販売元:時鐘舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

物質文明に毒された考え方に囚われるのではなく、日本人に古来より備わっていた
自然と共に生きる心・精神を取り戻すことの大切さを説いた一冊。
平易な語り口調で書かれているので、読み終えるのにそんなに時間はかからない。
30分~1時間もあれば十分。
しかし、それと反比例した重みのある内容にあらためて考えさせられる。

欲望(物質文明)に支配されることなく、志を高く持って、
ありのままを受け容れて生きてゆく姿勢を想い起こすこと。

近頃、自分の中で曖昧模糊としていた想いが少しずつ具体的な考えに
まとまりつつあるが、それらが凝縮して出来上がった結晶を本著に見る思いがした。

たまたま本屋パトロールの際に「目が合った」本だけど、良い本に出会えて満足。

Banner_03_52 ←次の十五夜は10月6日だ!

| | コメント (0)

2006年9月24日 (日)

MAJOR(メジャー)60巻!

一昨日に購入して読了。
ネタバレになるので詳しくは書かないが、吾郎の活躍はほとんどない。
60巻の話の中心は寿也と美穂ちゃんのエピソード。
対キューバ戦大詰めのところで次巻につづく……。うううっ。
続きが待ち遠しい。

MAJOR 60 (60) Book MAJOR 60 (60)

著者:満田 拓也
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

昨日のアニメ版(2nd season 再放送)は第14話。
いよいよ海堂高校の夢島篇に突入。
シンプルに脚色はされているが、わりと原作に忠実にまとめられている。
海堂のマニュアル野球に挑む吾郎の真価やいかに!?

Banner_03_50 ←夢の舞台へ駆け上がれ!

| | コメント (0)

2006年8月26日 (土)

セルフ・イメージ

自分のありのままを知ることって、とても難しい。
そこに自己の思惑が加わってくると、ますます把握するのが困難になる。
「主観的な自分」と「客観的な自分」に大きなギャップ(というより正反対)がある
ことは、岸田秀著「ものぐさ精神分析」収録の『セルフ・イメージの構造』で
詳しく論じられているので、興味のある方はそちらをどうぞ。

ものぐさ精神分析 Book ものぐさ精神分析

著者:岸田 秀
販売元:中央公論社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

セルフ・イメージ。自己のメージ。
少しだけ『セルフ・イメージの構造』から内容を引用すると......。
◆セルフ・イメージは、当人の客観的性質の反映ではなく、
 他の人びとに対する当人の期待ないし要求の反映なのである。
 いいかえれば、当人のセルフ・イメージから判明するのは、彼がどんな人間か
 ということではなく、彼が他の人びとにどんなことを期待ないし要求しているか
 ということであり、セルフ・イメージは、その期待ないし要求を正当化する根拠
 として必要不可欠なものである。
◆ある不当な欲望を正当化する必要があるとき、そのためにつくりあげられるのは、
 それと正反対のセルフ・イメージである。
◆攻撃欲を正当化するためにもっとも都合がよいのは、「正義の味方」という
 セルフ・イメージである。
◆常識によれば、悪人が悪事を働くのであるが、歴史が証明する通り、
 この世の悪事のほとんどは、「正義感」にかられて「悪人」に
 「正義の鉄鎚」を下す「正義の味方」がやらかしたものである。

大学受験の模試かなんかで『セルフ・イメージの構造』に出遭い、
当時、すぐに「ものぐさ精神分析」を購入して読み耽ったのだった。
今となっては『セルフ・イメージの構造』以外の内容をだいぶ忘れてしまっているが、
当時にはけっこうなインパクトを感じたと記憶している。
自分や、家族や、友人や、周りの人たちの言動をとらえて
いったい何を意図しているのか、ということを少しは考えるようになった。
そして、今も、「人の心のありよう」を理解する難しさを感じている。

以前、弊ブログで「坐」についてふれたことがある。
「深みのある人間」~宮廷女官チャングムの誓いより
以下引用。
「坐」という字は、二人の人が土の上にいる状態を表していると聞いたことがある。
一人目は己(自分)で、二人目はもう一人の己(自分)だとする説があるらしい。
人は一生、土の上で自分自身と向き合って生きていかなくてはならないのだと思う。

自分を知ろうとする行いは「坐」するということかな、と思う今日この頃。

Banner_03_42 ←近代文学のテーマ、「自己の探求と確立」かな?

| | コメント (2)

2006年7月17日 (月)

冷たい方程式(The Cold Equations)

ストーリイの骨子を知っているくせに、実際に読んだことがなかった作品。
「冷たい方程式」(トム・ゴドウィン著/伊藤典夫訳)~早川書房

Book 冷たい方程式

著者:トム・ゴドウィン
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

自宅本棚を探しても見つからなかったので、やはり読んでいないことに気付いて
bk1に注文していたのだが、本日届いた。
文庫本背表紙の惹句を引用すると、
「ただ一人の乗員を目的地まで届ける片道分の燃料しかない緊急発進艇に
 密航者がいたとしたら、パイロットの取るべき行動は一つ――船外遺棄!
 だがそれが美しい娘で、たった一人の兄に会いたさに密航したのだとしたら?
 SF史上に残る記念碑的名作「冷たい方程式」ほか、......(中略)......
 よりすぐった6中短篇を収録した待望の傑作集!」

今晩の睡眠導入剤は「冷たい方程式」に決定!
果たして自分の中で「方程式」を解くことはできるか?

Banner_03_29 ←最後までおつきあい、ありがとうございます。ポチッと。

| | コメント (0)

2006年7月10日 (月)

貝の火

今夜の「夢のつづき私の絵本」(NHKテレビ 23:00-23:30)は、
本上まなみをゲストに迎えて宮沢賢治の「貝の火」を紹介していた。
知らなかった。こんな話があったとは......。興味深い。
全部読んでみたくなった。
あらためて思うに、宮沢賢治はユニークな才能を持った人だったのだなあ。

さて、ここでお知らせ(誰に向けて?)。
7/11 14:00~7/13 14:00 の48時間のあいだ、ココログはメンテナンスのため
更新できません。ということで、ブログ更新はお休みになります。

Banner_03_25 ←「貝の火」を得て、自分を見失わないでいられるか?

| | コメント (2)

2006年7月 7日 (金)

ノーチラス号の冒険(OPERATION NAUTILUS)

3日間の講習会から昨日戻ってきた。疲れた......。

さて、本日購入したダ・ヴィンチ8月号では、
山岸凉子が連載中の「舞姫(テレプシコーラ)」が怒涛の展開。
バレエに絶望した千花ちゃんが選択する悲劇。
信じられない出来事に衝撃を受ける六花(ゆき)ちゃん。
六花ちゃんは、きっとこれから千花ちゃんの成し得なかったバレエの夢を叶えるべく
強くたくましく成長していくのでしょう。

もう一点、目を奪われた記事が「ノーチラス号の冒険」。
(記事掲載は、ダ・ヴィンチ8月号 PP.52-53)
ドイツで300万部のベストセラーとなった潜水艦ファンタジー。
この春から日本でも刊行を開始され、このたび第3巻が発売されたとのこと。
  ◆「ノーチラス号の冒険1 忘れられた島」(創元社)
  ◆「ノーチラス号の冒険2 アトランティスの少女」(創元社)
  ◆「ノーチラス号の冒険3 深海の人びと」(創元社)

ノーチラス号の冒険 第1巻 忘れられた島 Book ノーチラス号の冒険 第1巻 忘れられた島

著者:ヴォルフガンク・ホールバイン
販売元:創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ノーチラス号の冒険 第2巻 アトランティスの少女 Book ノーチラス号の冒険 第2巻 アトランティスの少女

著者:ヴォルフガンク・ホールバイン
販売元:創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ノーチラス号の冒険 第3巻 深海の人びと Book ノーチラス号の冒険 第3巻 深海の人びと

著者:ヴォルフガンク・ホールバイン
販売元:創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

もちろん、下敷きとなっているのはジュール・ヴェルヌの「海底二万里」に登場した
潜水艦ノーチラス号。現代ファンタジーに復活したこの魅力ある設定とメカ。
子供だけでなく大人も十分楽しめるとの謳い文句に惹かれてbk1に早速注文。

Banner_03_24 ←万能潜水艦ノーチラス、発掘戦艦N-ノーチラスと言えば......

| | コメント (0)

2006年6月21日 (水)

図解 フィンランド・メソッド入門

図解 フィンランド・メソッド入門 Book 図解 フィンランド・メソッド入門

著者:北川 達夫,フィンランドメソッド普及会
販売元:経済界
Amazon.co.jpで詳細を確認する

国際統一テスト(OECD)読解力部門で2000年、2003年と連続1位を獲得した
フィンランドの教育の秘訣が紹介されている1冊。
帯には
「競争でもない。ゆとりでもない。詰めこみでもない。放任でもない。
 小学生から大人まで学ぶべき本当の教育がここにある。
 マインド・マップで頭の働きを活性化!

と書かれている。
フィンランドの教育現場で用いられている手法を5つのメソッド
①発想力 ②論理力 ③表現力 ④批判的思考力 ⑤コミュニケーション力
で分析し、子供から大人までだれでも簡単に身につけることができるよう解説。
日本にはない、とてもユニークな方法であり、すばらしい教育メソッドだ。

北欧の国策のすばらしさには前から注目していたが、教育の姿勢や体制が
日本とここまで異なるとは、正直驚いた。大変勉強になった。

世界で通用する国際人を育成するために、小学校5年生から英語教育を義務付ける
などと馬鹿なことを言っている輩にぜひとも読んでいただきたいものだ。
母国語による論理的思考がまだできていない発展途上の人間が、他国語の勉強を
早く始めたところで上達するわけがない。
自転車に乗れない人に対して、こっちの方がスピードが出るからと
バイクに乗せるようなものだ。変な譬えになってしまったが......。

Banner_03_16 ←日本の教育にもフィンランド・メソッドを取り入れよう!

| | コメント (0)

2006年6月16日 (金)

書で見る日本人物史事典

出張からの帰りに京都駅(八条口)前のアバンティに寄った。
A4サイズのレポート用紙を買うのが主たる目的で、それは達成できたのだが、
ちょっと大きなオマケがついてしまった。
ブックセンターをひとまわりしていて表題の本に捉まってしまったのだ。
「書で見る日本人物史事典」(監修:坪内稔典/柏書房)

帯に書かれた惹句を引用すると......
「デジタル時代の新しいビジュアル人物事典」
「デジタルの時代だから新しい
  学校教科書に登場する回数の多い著名な日本人を中心に123人を選び、
  その『書』で人物を語る初めての事典。『書』だからこそ、『顔』が見える。
  副教材やお手本にも使える構成です。」
「1.書の作品をA4判見開きにレイアウトした、とても見やすい構成。
   手本にも使える。
 2.古今東西の歌人・武人・政治家・小説家・皇族・市井の人など、
   ドラマを感じさせる書を遺した人物、
   かつ国語・日本史・道徳の教科書に頻出する人物をかたよりなく収録。
 3.中学生程度から読めるようやさしい言葉を用い、
   固有名詞・難しい字には読み仮名をふった。
 4.書の用語集、各時代を特徴づける無名の人の書作品についてのコラムつき。
 5.人物索引、関連年表を巻末に掲載。」

錚錚たる人物が書とともに取り上げられ、見開きに小気味よくまとめられており、
見入ること数十分......。買うか買うまいか......。悩んだ......。
悩んだ末に、結局大枚はたいて買ってしまった。
うーん。でも、やっぱり良いものは良い!

Banner_01_4 ←聖徳太子に始まり、円谷幸吉で終わる。総勢123人なり!

| | コメント (0)

2006年6月13日 (火)

Beautifl Women in Kyoto

甲斐扶佐義さんの写真集を購入。
「Beautiful Women in Kyoto 京都 ほんやら洞・八文字屋の美女たち」(冬青社)
正統派美人から個性派まで、美女のモノクロ写真を誕生日ごとに掲載していく
スタイルでまとめられている。一年、365日が全て埋まっている!
本写真集は、前作「美女365日」から12年ぶりの出版になるらしい。
(残念ながら「美女365日」については未見。)

Book Beautiful Women in Kyoto―京都ほんやら洞・八文字屋の美女たち

著者:甲斐 扶佐義
販売元:冬青社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

一枚一枚の写真、どれもユニークで、写真そのものにも表情がある。
女性の表情だけでなく、何かその人の人生の一部が垣間見えてくるような
不思議なおもしろさを感じる。
カラーでは得られないモノトーンの奥深い空間と表情に、
温かく人を見つめる撮影者(甲斐氏)のやさしさを感じることができる。

| | コメント (0)

2006年6月11日 (日)

「甦れ! 探偵物語 増補決定版」

1979年9月18日から1980年4月1日にかけて日本テレビ系で放送された「探偵物語」
の魅力を満載したムック本。映画版ではありません。テレビ版「探偵物語」です!
幻の番組企画案や秘蔵PHOTOエピソードも掲載された、ファンにはうれしい内容。

甦れ!探偵物語 増補決定版 Book 甦れ!探偵物語 増補決定版

販売元:日本テレビ放送網
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「探偵物語」は、今は亡き松田優作演じる私立探偵:工藤俊作に、
毎回豪華なゲスト陣が事件にからんでくるスタイルでハードボイルド調に展開
していくドラマ。
松田優作が血肉を与えた工藤俊作以上に魅力のある探偵さんはこの世に存在しない。
タフでユーモアがあって、強くて、かっこ良くて、それでいて社会の裏街道を歩む
人々の痛みを知っているやさしい男。

ユニークなレギュラー陣も忘れてはならない。
お茶目なちょい悪の服部刑事(故:成田三樹夫)と松本刑事(山西道広)。
頼りになる敏腕女弁護士、相木マサコ(倍賞美津子)。
ほのぼのとしたキャラで工藤探偵事務所に始終出入りしていた
かほり(竹田かほり)とナンシー(ナンシー・チェニー)のかわいいコンビ。

事件にからむゲスト陣については紹介を割愛。
毎回有名どころ(後にブレークした人も含めて)ばかりで、いちいち紹介していたら
ダラダラと冗長になるので。

松田優作にもう一度会いたい方は、本を手に取ってみてください。

Banner_03_9 ←辛口のハードボイルドが見たいとお嘆きの貴兄に。

| | コメント (0)