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2006年2月 4日 (土)

夕凪の街 桜の国

「夕凪の街 桜の国」(こうの史代著)を読んで。

ポツダム宣言受諾によって戦争は終わったが、原爆によって傷つけられた
市井の人々は何十年の時を経ようと完全に癒されることはない。
原爆によって負わされた物理的な「傷」は、心に受けた「傷」とともにゆっくりと、
しかし確実に主役たちを苦しめていく。
作者はそのありさまを丁寧に描写し、我々の心に静かに訴えかけてくる。
派手さはないが、戦争・原爆・それに苦しむ人々のありのままを真摯に描いている
佳作だと思う。

忘れてはならない。
いかに理由があろうとも、国家(国民)の思惑や都合を大義名分(正義)に
すり替えてはならない。
そのような利己的な理由で動いてはならない。
また、正義を振りかざす国に対しては教え諭さなければならない。
二度と同じ過ちを引き起こさないために。

夕凪の街桜の国 Book 夕凪の街桜の国

著者:こうの 史代
販売元:双葉社
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コメント

こんばんわ~はじめましてバツイチさんから覗きにきました。なんか面白い漫画ありますか?教えてください~

投稿: ドジ | 2006年2月 5日 (日) 23時03分

こちらこそ、はじめまして。
どんなジャンル・傾向の漫画が好きですか?
少ない手札から選んでみます。

投稿: たお | 2006年2月 5日 (日) 23時20分

こんいにちわ~そうですね。不思議な話しがいいですね。僕は、不思議な少年(山下和美さん)が最近好きです。

投稿: ドジのろま | 2006年2月 7日 (火) 10時14分

返事が遅くなってすみません。
平日はPCに向かうことがなかなかできないもので。
私は「不思議な少年」を知らなかったのでインターネットでちょっと調べてみましたが、とても面白そうで興味深い内容に感じました。
逆に、いい情報を教えていただいた気がします。
今度本屋で探してみます。
さて、私の少ない手札の中から考えますに...。
今市子「百鬼夜行抄」。
浦沢直樹なら「パイナップルARMY」,「MASTERキートン」。
幸村誠「プラネテス」。
成田美名子「エイリアン通り」,「花よりも花の如く」。
あと、ふくやまけいこ「レイニー通りの虹」その他。
こんなところでしょうか。
お好みに合うかどうかわかりませんが、どれも面白かったものです。ではまた。

投稿: たお | 2006年2月10日 (金) 23時09分

ありがとう、ございます、浦沢直樹さんのいいですね、「パイナップルARMY」,「MASTERキートン」読んでないのでまたざがします。また、たのしみがふえました、紹介されたのは、みんな初物です、ありがとう~

投稿: ドジのろまの独り言 | 2006年2月11日 (土) 01時48分

こちらこそ、いい情報ありがとうございました。
また、遊びに来てくださいね。

投稿: たお | 2006年2月11日 (土) 06時20分

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