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2006年2月18日 (土)

フィールド・オブ・ドリームス

フィールド・オブ・ドリームス(FIELD OF DREAMS)は、
ケヴィン・コスナー主演の映画の中でもいちばん気に入っている作品。
いや、米国映画の中でもいちばんのお気に入りかもしれない。絶対のおすすめ。
野球はアメリカという国を支える大切なバックボーンのひとつなのだなあ、
と感じることのできる佳作!

"If you build it, he will come."(「それを造れば彼はやって来る」)
不思議な声に導かれてレイ・キンセラ(ケヴィン・コスナー)は
トウモロコシ畑の一部を野球場に造りかえる。その野球場に、
かつてブラックソックス事件で球界を追放されたシューレス・ジョーをはじめとする
ホワイトソックスの選手たちがゴーストとしてやってくる。
"Ease his pain."(「彼の心を癒せ」)
"Go distance!"(「最後までやり遂げよ!」)
さらに聞こえてくる心の声に従い、結果、関わる人々をひとりずつ癒していくが
自分にとって何の意味があるのか、と不満をぶちまけるレイ。
果たして、そこに現れたのはケンカ別れしたままだった亡き父の姿だった。
野球をやっていた頃の若くて瑞々しい父。
二人がキャッチボールしながら和解するラストシーンは、涙なくして見ることが
できななかった。

印象に残った名シーンを少し紹介。
・PTAの総会でネオナチの鼻をへし折ってやったと息巻くエイミー・マディガン演じる
 レイの妻アニー。
・ジェームズ・アール・ジョーンズ演じるテレンスマンの存在感ある演技。
 力強く艶のある、いい声!(ダース・ヴェイダーの声!)。
・野球選手ムーンライト・グラハムとして夢がかなう寸前にそれがついえた
 バート・ランカスター演じるドク・グラハムに対して悲劇だと訴えるレイ。
 しかし、そんなことは医者が遭遇する悲劇に比べたら話にならんと一蹴するドク。
 バート・ランカスターの渋い演技が光る。
・夢のかなったムーンライト・グラハムがドク・グラハムに戻るシーン。
 ドクはやはりチザムの街の人々を救ったドクター・グラハムだった!
・レイ・リオッタ演じるシューレス・ジョーが土 or 芝生の匂いを嗅ぎながら
 「野球はいい。他には何もいらない」と言うシーン。
 野球を純粋に愛する気持ちがにじみ出ていて、心に迫ってくるものがあった。
・エンディング、父子が和解するキャッチボールのシーン。

アメリカという国の一部であり、とても重要な地位にある「野球」を、
これほどまでに真摯に描いた映画があっただろうか?
大金を稼ぐための手段としてではなく、純粋に野球を愛する人々の在り方を
それぞれの目線・立場から表現していくことでアメリカを浮き彫りにしていく。
野球に係わる人々を丁寧に描いていくことでアメリカの心意気を訴えかけてくる
素晴らしい作品だと思う。
「"力(パワー)"こそアメリカだ!」を全面に打ち出す演出がほとんどを占める
米国映画の中で、とてもめずらしい作品でもある。
アメリカ流の「粋」を感じる。

音楽も良い。
特にメインテーマ曲が秀逸の出来。
叙情的で、優しくて、過去を回想させる不思議な力のある旋律。
音楽にも心を揺さぶられ、エンディングのキャッチボールシーンは
いつも画面がにじんでよく見えない。

....For Our Parents

フィールド・オブ・ドリームス DVD フィールド・オブ・ドリームス

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