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2006年1月23日 (月)

スティルウォーター(Still Water)

昨日紹介した「ターシャ・テューダーの言葉」(メディアファクトリー)に
「スティルウォーター(Still Water)」のことが書いてあった。
スティルウォーター(じっと動かない水)は「ストレスのない平安な生活を信奉する」
という意味で、スティルウォーター教徒は生活を楽しむ、とある。
なるほど、人が人らしく自然に従って生きる姿を尊重する彼女のライフスタイルが
よくわかる言葉だ。

ところで、語源となる意味を調べるため辞書に照らし合わせると、
諺(ことわざ)"Still waters run deep." という文章にぶつかる。
新英和中辞典第四版(研究社)によると、
「静かな川は水が深い(→考えの深い人は物静か)」
また、ポケットプログレッシブ英和・和英辞典(小学館)によると、
「よどんだ流れは水が深い(→沈黙の人は思慮深い→黙っている人は油断ならない)」
と書いてある。

さて、上の言葉の意味を踏まえて、今日は米映画「ダイ・ハード」の台詞について
いまさら気づいたこと(わかったこと)を敢えて言っておきたい。
問題の台詞のシーンはここ。
ナカトミビルに潜伏し、単身テロリストに立ち向かうブルース・ウィリス演じる主役
ジョン・マクレーン刑事に対して、テロリスト集団の首謀者であるハンス・グルーバー
(演じるはアラン・リックマン)が無線機で呼びかけるシーン。
台詞は、「スティル・カウボーイ!("Still cowboy!")」。

米映画ではカウボーイはしばしばヒーローの代名詞であるが、それにしても
「静かな(もしくは、動かない、おとなしい)ヒーロー気取り野郎」?
いまいちピンとこなかったが、上述スティルウォーターの意味に遡ってわかった。
沈黙しているけど何を考えているかわからない、油断ならない、
というような意味だったのだな。きっと。
そうすると、「スティル・カウボーイ!」の和訳は差し詰め
「だんまりのヒーロー気取り野郎!(→油断ならない奴め!)」
といった感じか?
ああ、長年の引っ掛かりが、やっととれた気がする。

調べなおすキッカケを与えてくれた「ターシャ・テューダーの言葉」に感謝。

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